久井稲生神社

祭事・年中行事

久井稲生神社の主な行事

久井稲生神社では、古くから続く形で継承している御當やぎおん踊り、無病息災を願って300余名の裸男が二本の御福木を奪い合うはだか祭など年間を通して様々な祭事を行っております。
久井稲生神社で行われている神事・祭事をご紹介いたします。

歳旦祭・初詣
令和6年1月1日(月)
新年の家内安全、家業繁盛、開運厄除等諸祈願
御福開祭・はだか祭
令和6年2月17日(土)
御福品授与、はだか祭、御福木投下、子供はだか祭
祈年祭(としごいのみまつり)
令和6年3月3日(日)
今年の五穀豊穣、生業繁栄祈願祭(三大祭)
勧学祭
令和6年3月15日(金)
4月に小学校に入学される方のお祭りです
永代大祈祷祭
令和6年4月1日(月)
永代祈祷料奉納者のお祭り(毎月19日にも執行)
祇園祭
令和6年7月14日(日)
各地区ぎおん踊り奉納
例祭及び御當の古式
令和6年10月20日(日)
御鎮座記念祭典、御神酒献備之古式(三大祭)
七五三祭
令和6年11月15日(金)
男女子3歳、男子5歳、女子7歳をお祝いします
新嘗祭(にいなめさい)
令和6年12月1日(日)
3月の祈年祭に対して新穀感謝祭(三大祭)
月次祭(月次祭)
毎月19日朝10時執行
併せて永代祈祷祭執行

多くの皆様方のご参拝を心よりお待ちしております。

御福開祭(おふくびらきさい)

毎年二月の第三土曜日に本殿にて執り行われる神事です。
御福開祭は明治中頃に始まり、参加者は祭典前日までに初穂料を納め、くじ紙に住所、氏名を記入します。御福開祭の当日に御幣ごへいで籤紙をすくいあげられた人に御福品が授与されます。

はだか祭

毎年二月の第三土曜日に開催される広島県内唯一のはだか祭です。
無病息災を願って300余名の裸男が陰陽二本の御福木を奪い合う荒々しい祭は、大正八年(1919年)に始まり100年以上続いています。
寒い冬の夜に行われる裸男たちの熱気あふれるぶつかり合いは迫力満点です。
2018年で100周年となり、「子供はだか祭」も新たに取り入れられました。
参加するだけでも無病息災が叶えられると信じられています。

御當(おとう)

手を触れずに包丁だけで鯛を刺身にして会食する伝統神事です。
400年前の文献にも存在が確認されている歴史ある神事で、午前は祭典が行われ、午後から神楽殿で見子の当みこのとう(社家社人の座)があり、次いで境内で東座(もとの領家分の座)と西座(もとの地頭分の座)がそれぞれ執り行われます。
東西の座とも、当番が甘酒と大鯛を献饌けんせんし、最後に「場のうお」と称して、大鯛を独特な包丁さばきで料理し、直会なおらいとなります。

この伝統的な神事は、慶長三年(1598年) の「稲荷御當之覺いなりおとうのおぼえ」の記述に近い形で行われており、古式をよく伝えている貴重な行事ということで昭和五十六年十二月に「記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財」に選ばれました。

午前に本殿で行われる祭典の様子です。



神楽殿で行われる見子の当の様子です。



境内では大鯛を独特な所作で運び、手を触れず包丁さばきのみで料理します。


東座の様子です。



西座の様子です。

ぎおん踊り

ぎおん踊りは、大永二年(1522年)、高根山城主であった山名左近将監が久井稲生神社に参拝した際、氏子八ヵ村の人々がにぎやかしとして奉納したことが始まりと伝えられている夏の祭です。
久井町内の旧八ヵ村が集まり、稲生神社の境内末社、八重垣神社の例祭日に武士行列、杖使い、おどり、獅子舞などが奉納されます。
杖使いは雨乞い、虫送りの踊りで、約40名の子どもたちがシャグマを被り、色紙を飾った竹棒を手に円陣を作り、太鼓・鉦(かね)・ほら貝に合わせて「トンカラ」と「チャンカカ」の二種の踊りを踊ります。
風流笠を被った踊り子たちが小鼓を叩き、道びき・いさご・つぼね・花のおどり・宮島・なぞかけなどの九種を大太鼓・鉦・ほら貝に合わせて踊ります。
獅子舞には、ひょうきんじじいが伴い、ひょっとこ面を付け、ささらと陽物を持ってもどき役を演じます。

御霊会ごりょうえに伴う踊りで、古い形式を残すものとして昭和三十六年四月十八日に県の無形民俗文化財に指定されています。

大麻頒布始祭(たいまはんぷはじめさい)

大麻頒布始祭は、新年を迎える前に新しい神宮大麻を崇敬者に頒布することを神様に御奉告する神事です。
令和4年10月25日に久井稲生神社にて、尾道・三原地域の神職・総代が参列し、大麻頒布始祭が執り行われました。

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